NASCARPARK.com


Coca-Cola 600 Recap

日曜日に行なわれたシーズン最長のカップレースで、Kasey Kahneは諦めかけていた勝利を見事手に収めるのだった。

終盤、各車がスプラッシュの為のピットインをし終わると、それまでトップだったKahneはStewartに5秒近く遅れて2番手となってしまっていた。誰もがStewartの勝利を信じ始めて居た矢先、残り3周の時点で右リアタイヤがバーストしウォールにヒット。
Stewartはピットインを余儀なくされてしまうのだった。そこでトップに立ったKahneは3番手を既に大きく引き離しており、チェッカーを受けた時には10秒以上もの大差を付けていたのだった。

この600マイルレースに今まで10回挑戦し勝利した事の無いStewartは、最終的に18位でレースを終えると、何のコメントも残すことなく、チームのトレーラーに怒り心頭といった感じで閉じこもってしまうのだった。クルーチーフが状況を話しに入る時見えたのは、キャビネットを蹴り飛ばしている姿だった。Indy 500での勝利を目指して育って来た彼は、ことさらこのメモリアルデーのイベントでの勝利を望んでいた事だろう。しかも今期はシーズンオープナーのDAYTONA 500でもゴール目前で勝利を逃してしまっていたのだから、無理も無い事なのである。

「全く馬鹿げてるね。何でだか解らないよ」とクルーチーフのGreg Zipadelliは語る。「何かを踏んだか、空気が漏れていたかなんかだろ。一つ言えることは、5.5秒ものリードを持っていたのにタイヤを失ったって事だ。なんて言って良いかわからないよ。不愉快だし誰に対しても気分が悪いよ」

「今日はずっと良い仕事をし続けてきたんだ。そのポジションに留まらせ最後まで走らせるって事が上手く行ってたのに、最後まで行く事が出来なかったよ」

昨年も燃料が最後まで足りず、スプラッシュを行なう為にピットインし、リーダーの座を失ったStewartにとって600マイルレースでは2連続となる悲劇であった。

2連続と言えば、Kahneの方は先週のオールスターレースに続いて勝利し、Jimmie Johnsonが2003年にやって以来となる、5月のLowe'sでのイベントを両方制覇したドライバーとなった。しかもオールスターレースではファン投票で選ばれての参戦であり、この快挙はカップシリーズ初となった。

この勝利で52戦に渡って続いていた不勝利記録を断ち切ることが出来たのも、Kahneにとっては嬉しいことだったであろう。

「勢いが助けになったね」と先週の勝利を踏まえてKahneは語る。「あれは今週のイベントに向けて良い起爆剤になったよ。今日のレースで更にステップアップできたと思うよ」

Stewartのトラブルはこの日多くのトップコンテンダーを襲った不運のうちの一つであった。

Dale Earnhardt Jr.、Johnson、Brian Vickers、Kurt Busch等はリーダーとなってレースを引っ張る物の、みなパーツやタイヤのトラブルで姿を消してしまうのだった。

「強かったDaleもStewartも落ちていった」とKahneは語る。ある時点では彼等が僕等よりも速かったし、ある時点ではその逆だったんだ」

レースは2番手にGreg Biffle、次いでKyle Busch、Jeff Gordon、Earnhardt Jr.の順でトップ5となった。

Earnhardtも73レースの不勝利記録を終わりにすべく、終盤の76周をリードし勝利を目指していた。しかしトップを走行中に右リアタイヤが駄目になった様子でウォールにヒットしてしまい、ガレージで修理しなくてはならなくなってしまうのだった。

過去このベントを3度勝利しているJohnsonは、2番手を走行中にエンジントラブルに見舞われ、600マイルを走り切れず39位となった。

レース序盤の69周をリードしたKurt Buschは、2番手を走行中に右フロントタイヤがバーストしウォールにヒット。16番手でレースを終えた。

レースがハーフウェイを過ぎるまでに61周をリードしたVickersは、左リアのホイオールが壊れウォールに激しくヒットした。外れたタイヤは大きくバウンドし、フェンスを越えてインフィールドに飛び込み、大喜びするファンの真ん中でようやく止まるのだった。
けが人が出なかったのは、不幸中の幸いと言えるだろう。



↑TOP