Pocono 500 Recap
ラグナットがきちんと締められなかったミスで後方に一旦下がったポールシッターのKasey Kahneだったが、いろいろな戦略をめぐらせてくるライバル達を退け、日曜日に行われたPoconoでのイベントに勝利したのだった。
この勝利はKahneにとって今期2勝目となるものであり、158戦のキャリアの中で9度目となるものだった。3.702秒の差を付けチェッカーを受けたKahneだったが、内容は結果ほど楽なものではなかったのであった。
200周のイベントの終盤、182周目にリスタートが切られると、183周目にはDale Earnhardt Jr.を、そして185周目にはBrian
Vickersを抜いてKahneはトップに立ち、そのままリードを広げチェッカーを受けるのだった。
最終的にレースはKahneに続いてVickers、Denny Hamlin、Earnhardt、Jeff Burtonの順でトップ5となった。
Kahneは5/17に行われたオールスターレースから勢いをつけ、翌週の600マイルレースにも勝ち、その調子の良さが今も続いているのである。
「ファンが僕らに勢いをくれて、それが今の勢いになってるんだよ」とファン投票でオールスターレースに出場したKahneは語る。
「とてつもない自信に繋がったね」と。
しかし58周目に行ったピットストップでチームはミスを犯してしまう。クルーチーフのKenny Frencisはコーション中に4タイヤから2タイヤへと作戦を変更するのだった。
しかしフロントタイヤチェンジャーには指示がうまく伝わっておらず、Kahneがピットアウトするまでに左側のホイールナットを3本既にはずしてしまっていたのだった。
Kahneは再度ピットインすることを余儀なくされ、64周目のリスタート時には38位まで落ちていた。しかしチームはその後冷静に仕事をこなし、強い車と最高のピットストップでKahneを前に送り出すのだった。レースがハーフウェイに達した時点では6番手に上がり、116周目にはチームメイトのEllott
Sadlerをも抜いて3位にあがるのだった。
EarnhardtとVickersは燃費を稼ぎピットストップをしない作戦に出たが、Kahneのほうはあくまでも通常の戦略をとり#9の強さを保たせるのだった。というのもVickersのタイヤはピットインしていない為に10周ほど古くなっていたからだった。
「クルーたちの事は誇りに思うよ」とチームにカップシリーズ最上位フィニッシュをプレゼントしたVickers。「最後はタイヤが必要だったね。彼は全然新しいタイヤを履いていたからね。車は最高だったけど、タイヤだけが足りなかったね」と戦略が逆に致命的になったと語るのだった。
2006年、ここでの2レースをポールツーウィンで飾ったHamlinは最後のりスタート時にVickersの後ろを走るが、抜くまでには至らなかった。
「一瞬抜けたんだけど、すぐに抜かれたよ。後はもうどうにもならなかったね」とHamlinは語った。
ポイントリーダーのKyle Buschは、レース序盤に手痛いミスを犯してしまう。46周目、ターン3を立ち上がってアウト側に寄ろうとした時、そこにいたJamie
McMurrayに車に右後ろをぶつけてしまい、アウトサイドのウォールに右フロントをヒットさせてしまうのだった。
クルーたちの懸命の修理のお陰で130周目にトラックに戻るが、既に83周遅れとなっており、結局最下位の43番手でフィニッシュとなり、走っても走らなくても差は無かった事となった。ポイント2番手でBuschを追うBurtonはこのレーストップ5フィニッシュを遂げ、一気にポイント差を21点にまで縮めるのだった。
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