Life Lock 400 Recap
「本当に終わるまでは終わりじゃない」という言葉をそのまま当てはめたようなレースであった。
土曜日Chicagoland Speedwayで行われたSprint CupのイベントでKyle
Buschは逆転劇を演じ、今期7勝目をマークしたのだった。
残り2周のところで行われたリスタート。BuschはJimmie
Johnsonにターン3と4でアウトサイドから襲い掛かりトップに立つのだった。JohnsonもラストラップにはBuschのリアバンパーに迫るがそれ以上には近づけず、最終的にBuschが0.159秒の差でチェッカーを受けるのだった。
それまで保っていたリードを251周目にJohnsonに奪われると、Buschは無線で「もうレースは終わったよ」と諦め気味にクルーに伝えるのだった。
「諦めてたんだ」とBusch。「まさか勝てるなんて思わなかったんだ。どうやったのか判らない位さ。まったくすばらしいシーズンになったものだよ。信じられないね」
「アウトに行くしかなかったんだ。彼はターン1,2のインサイドでブロックしようとしてたからね。それがよかったよ」
「ターン1,2を走りながら彼から逃げることは出来ないって思ったよ」とJohnson。
「で、すぐに彼は僕のバンパーの横を通り過ぎたんだ。まずいことしたなって思ったら案の定そうなったよ。守ることは考えなかった。でも2ラップのシュートアウトのときはたいてい外側に居るほうが勝つのさ」と抜かれたショックを隠せず、Johnsonは語るのだった。
231周目のリスタート後、Buschは周回遅れの処理に手こずっているJohnsonに対し2秒近くのリードを広げるが、Paul
MenardとJason Lefflerの接触によってコーションが出される。そこで差を縮めたJohnsonはBuschに襲い掛かろうとするが、Bobby
Labonteのスピンによって再びコーションとなってしまう。
しかしそのリスタート後4周でJohnsonはBuschを捉え、見事パスに成功するのだった。
「もう終わったよ」とBuschは無線で呟く。さらにその数周後、「誰かJimmie
Johnsonがリードを明け渡すのを見たこと有るか?誰もいないだろ」と付け加えるのだった。
しかしDavid
Gillilandがエンジンをフロントストレッチでブローさせ、9度目のコーションが出され、リスタートの時点では残り2周となっていた。
スポッターのJeff
Dickersonはリスタート時、「アウトサイドに出て前のやつを抜かなかったら、ケツの毛むしってやるぞ」とBuschに活を入れるのだった。
そのお陰か、Buschは見事勝利を手にし、キャリア11勝目を挙げるのだった。
また今回の勝利でBusch兄弟は、Infineon、New Hampshire、DAYTONA、そしてChicagoと4連勝を飾ったこととなった。これは1955年にTimとFontyのFlock兄弟が打ち立てて以来の記録となった。
レースはBusch、Johnsonに次いでKevin Harvick、Greg Biffle、Tony Stewartの順でトップ5となった。
今回レース前に最も原始的なトリックをNASCARのオフィシャルが発見した。J.J. Yeleyの車にゲータレードのボトルに入った鉛の塊が有ったのだ。これはレーススタート後に車外に捨てて車を軽くする為のものであるが、これをレース前に検査員に見つけられてしまった為、Yeleyは2周目のペースラップまでピットロードに留め置かれ、その後ストップアンドゴーのペナルティーを受けることとなった。結局彼は24番手でレースを終えることとなった。
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