Allstate 400 Recap
Jimmie Johnsonが日曜日に行われたイベントで勝利できたのは、単にピットロードでの競争に勝ったからであった。
タイヤに問題を抱えたままスタートを切ったレースだったが、最終的には「イエローフラッグ
400」と陰口を叩かれるほど酷い内容のものであった。磨耗の度合いやパンクなどの為、安全策として断続的に入れられたコンペティションコーションがレースのずべてを支配していた。
そんな中、最後の7周の間Carl Edwardsを抑えきったJohnsonが今回のAllstate 400で勝利を収めたのであった。
NASCARが最後のコンペティションコーションを出した150周目にリーダーだったDenny Hamlinが3位、Elliott
Sadler、Jeff Gordonの順でトップ5となった。
その最後のコーションで2タイヤの決定を下したチームに後押しされJohnsonは1番にピットロードを後にする。154周目にリスタートが切られたとき、EdwardsはJohnsonをパスするには十分な力を持っていると思っていた。しかしそれは勘違いに終わるのだった。
「Chad(Johnsonのクルーチーフ)はレースを完璧にしてくれた。そして最後の最後ですばらしいピットストップをやってのけたんだ」と通産35勝目を挙げたJohnsonは語る。
「Carlは出来る限りのプレッシャーをかけてきた。でもその前に彼の走りを見ていて、速いけどこっちを抜くことは出来ない事も知ってたんだ」
Johnsonが今回勝利できた裏には、予選でポールポジションを獲得したことが大きな要因となっている。ポールを獲得したものは優先的にピットボックスの位置を選択できるのである。一番前のストールを選択したJohnsonのチームは、誰にも邪魔されずにトラック上に戻ることが出来るのだ。
「もしJimmieがポールを取っていなくてピットボックスが別の場所だったら、結果は変わってただろうね」とEdwardsは語る。「あの位置は彼に大きなヘルプを与えたと思うよ。もし僕のほうが前にいたら、僕が勝っていただろうね」
「レース中ずっと彼よりも僕のほうがいい状態だったんだ。でも彼は思った以上に力を残していたんだね」
新しい車とIndianapolisの荒い舗装面は、異常なほど右タイヤに負担をかけることとなっていた。その為、NASCARはコンペティションコーションをおよそ11周ごとに出すことにしたのであった。しかしそれでもトップシリーズのドライバーたちに襲い掛かる厄災を完全に防げたわけではなかった。
この日出されたコーションは11回。うち6回がコンペティションコーションであった。
「あんまりこういうのは好きじゃないけど、NASCARが安全を優先してくれるのはありがたいことだと思うよ」とJohnsonは語った。
今回、最も長かったグリーンフラッグランは13周であった。
「こんなのは見たことが無いよ」とGordonは語る。「こんなことがこのBrickyardみたいな大きなレースでで起きた事が嫌だね。今日起きたことにはがっかりだ。全く最高のシュートアウトだったよ」
何度も中断されるレースは、ドライバーたちのリズムを大きく狂わせる。
「長い一日だったね」とEdwards。「リズムをつかむのが難しかったよ。誰も最後まで100パーセントの力で走れた人は居なかったんじゃないかな」
中でもMatt Kensethは、タイヤのトラブルで最も深刻なダメージを受けた。47周目に右リアタイヤがブローし、右後部に酷いダメージを負ってしまうのだった。テープで固めた修理の後、トラックに復帰した彼は最終的に16周遅れの38位でフィニッシュとなった。
KensethはNASCARがこのトラックでオープンテストを行わないことに苛立ちを募らせる。4月に行ったGoodyearのテストは、Dale
Earnhardt Jr.、Brian Vickers、Kurt Buschの3人のみで行われたのであった。
「全く残念な状況だよ」とKenseth。「今回は年間で2つある最大のレースの一つで、しかもこれまで使うことの無かったタイヤを使ってのレースだったんだ。なのにオープンテストもしないでこの結果さ。本当にがっかりだよ」
「車は最高だったんだ。ファンには申し訳なく思うよ。タイヤのブローが心配で全開で走れなかった。何せ8周ごとにブローしちゃうんだからね」
「NASCARとGoodyearが協力してタイヤのトラブルを克服してチェッカーまで運んでくれたことに感謝する」とはIMS取締役のJoie
Chitwood。
「確かに今回のレースは我々が大観衆に見せようと思っていた様な物では無かった。しかしドライバーやチームは良くがんばってくれたと思う」
「思っていたほど午後の状況は好転しなかった」とはGoodyearのタイヤセールスディレクターのGreg Stucker。「なんでそうならなかったのかの答えを今は持ち合わせない。戻ってから調査して、どうやったら改善できるかを考える事になるだろう」
土曜日のプラクティスの時点で、僅か5周から10周でタイヤのコードが見えてしまうほど磨耗することが報告されていた。不測の事態に備え、来週のPoconoで使うタイヤもGoodyearは運び込んでいたが、それを使わないですんだのは唯一の朗報であった。
「10周しか走れなかったからって本気で文句を言っているわけじゃない。確かに不満だけど、皆同じ状況だったんだからね」とEdwardsは語る。「でもこんなレースはもう御免だね。それにもうこんなことは起こらないと思うしね。それだけが確実に言える事だね」
今回新しく作られたタイヤは、若干コンパウンドのやわらかい物であった。通常レースが進行していくに従って、トラック上にはタイヤのラバーがコーティングされて行き、グリップが上がっていく。その為あまりにも硬いコンパウンドだとそれが阻害されてしまい余計走りにくい状況になってしまうのだ。NASCARとGoodyearはそれを考慮し今回のタイヤの硬さを設定したが、それは逆の効果をもたらしてしまい、今回のような結果となってしまった。
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