Centurion Boats at The Glen Recap
このところ不安定で、他のドライバーたちに差を詰められていたような雰囲気だったKyle
Buschだったが、ここにきて再び無敵の強さを見せ付けるのだった。
ロードコースであるWatkins Glenで行われた90周のイベント。86周目のリスタートから飛び出すと、チームメイトのTony
Stewartをみるみる引き離し、チェッカーを受けた時には2.275秒もの大差を付けていたのだった。
この勝利でBuschは今期8勝目を挙げただけでなく、チェイスへ残れる切符を一番乗りで手に入れたのだった。今後チェイスまでの4レースで何が起こってもBuschはチェイスに残れるのである。
キャリア12勝目をマークしたBuschは、かつてのチームメイトだったJimmie JohnsonやJeff
Gordonが、この所のBuschを見て弱くなったのではないかと言った言葉を否定するのだった。
「ゴメン、スランプって何だっけ?」とBuschはフィニッシュラインを超えながら、無線で話すのだった。
「彼らはマインドゲームをそのまま続けてれば良いのさ。僕らは勝ち続けるからね」
クルーチーフのSteve Addingtonも同じように、たった2戦で弱くなったとする判断に驚きを見せていた。
「信じられないね、たった3、4週間勝てなかっただけなのに弱くなっただなんてね」
土曜日にNation WideシリーズでNASCARでの初勝利を獲得したMarcos
Ambroseが、43番手のグリッドから挽回して3位に入った。これはWood Brothersにとって、Ricky
Ruddが2005年の夏、Bristolで4位に入って以来のトップ5フィニッシュとなった。続いてJuan Montoyaが4位、Martin
Truex Jr.までがトップ5となった。
「Kyleはすばらしいレースをしたね」と今期を最後にチームを去り独自でチームを立ち上げるStewartは語る。
「彼は全くミスをしなかった。そして必要なところで全て速かったんだ」
「こんな風にチームメイトに次いで2番手になったからって落胆はしてないよ。だって彼は今年乗りに乗ってるんだからね。」
ターン11で83周目に起きた激しいクラッシュがレースを一時中断させ、それまでの比較的見所の無かったレースに、皆の興味を再び引き戻した。
Michael McDowellがDavid
Gillilandをスピンさせ、コントロールを失ったGillilandはガードレールに激しく突っ込むのだった。Sam Hornish
Jr.もスライドしながら運転席側からバリアに突っ込んでしまう。
Bobby Labonteは片足を引きずりながらダメージを負った車を離れ、Michael Waltrip、Dave Blaney、Joe
Nemechek、Max Papis、Reed Sorenson等も同じようにクラッシュに巻き込まれるのだった。
Labonteはその後インフィールドのケアセンターから病院に搬送され精密な検査を受けることとなった。肋骨と腹部に痛みを訴えてはいるものの、大事には至っていないようだ。
McDowellとGillilandはレース後NASCARに呼び出され、事故の原因となったアグレッシブドライビングについて話を聞かれるのだった。
「最後のターンを抜けたら誰かがぶつかってきたんだ。次に黒い車が思いっきり後ろから当たって来てそれで終わりさ。ラストスパートを掛けようって所なのは判るけど、ちょっとね。全くばかげてるよ」とPapisは語った。
43分にも及ぶ中断の後、レースは86周目に再開となったが、最終的に90周のイベント中の52周をリードしたBuschに敵はいなかった。
Buschは今期もうひとつのロードコースイベントであるInfineonでも勝利しており、今期2つのロードコースイベントを制覇したこととなる。また、土曜日のNation
Wideシリーズでは2番手に入っており、オーバルだけでなくロードコースでも強いところを見せ、本当に無敵状態と言えるだろう。